オリジナル設計の、会話器、集音器を販売中です! お求めはこちらから

会話器と集音器

開発の経緯

 私(サトリテック代表:宮野)の母は2023年に100歳で亡くなりました。

 亡くなる数年前から、耳が遠く自然に会話できる状態ではありませんでした。

 日常の生活の中で意思疎通できないストレスは思ったよりも大きく、私も母もとても疲れていたと思います。

 さらに、自宅診療に来て下さるお医者さんや看護師さんが、大きな声で母に話しかけている姿を見ていて、なんだか申し訳ない気持ちになっておりました。

- 話し手が大きな声を出さなくてもよいもの、、、
- 母がよく聞こえるもの 、、、

 このようなものを探して、過去に高価な補聴器も試しましたが、装着するのを嫌がり、つけたり外したりしているうちにどこかへ失くしてしまいました。

 そこで、私が培ってきた電子回路設計の経験を活かし、母のために卓上型の会話器を開発しました。

 この会話器を使用することで、母は、私や家族をはじめ、お医者さんや看護師さんとも、ストレスなく会話できるようになりました。

 このことに驚いたお医者さんから、ご自分のクリニックで使用してみたいとのお申し出があり、同じ物をもう1台作成してお渡ししました。

 結果は、聞こえの悪いご年配の患者様のどの方にも良く聞こえると好評で、対面での会話にとても効果がある事が分かりました。

 さらに、高齢者施設様においても好評で、幾多の施設様からも使ってみたいとのお申し出を頂きました。

 それならばと、母同様に会話が聞き取れなくてお困りのご年配の方や、そのご家族、医療、施設関係者の方々のお役に立つべく、この最初の会話器をMHA-1と名付け、商品化し販売する事に致しました。

以降、改良を重ね現在は、MHA-2、増沢式会話器を販売しています。

会話器 MHA-1

★サトリテック最初の製品です。
 母との会話の為に作成したものを商品化致しました。

用途など:
 1対1~複数人の会話に向いています。
少し雑音がありますが、耳鳴りのある方には向いています。
また、音声検知機能により、会話のないときにはカットする事が出来ます。

外観:
・大きな部品
 本体、つまみ、スイッチが大きく作られているため、ご年配の方や障碍のある方にも、見やすく操作がしやすくなっています。手のひら、手の甲などでの操作も可能です。

電子回路:
・ステレオマイク
 本体に取り付けた2つのマイクを使用することにより、両耳で聞くような自然な聴感を提供します。はなし相手の位置、方向、間隔等、両耳で聞いている時と同様の情報を提供することにより、言葉の認知度が高くなる可能性があります。また、マイクとヘッドホンの距離をとることにより、ハウリングがおこりにくく、衣服やケーブルの擦れる音のような雑音もほとんどありません。

・音声検知機能
 会話など周囲の音より大きな音が検知された時だけ、音を増幅します。この機能により、会話のない時に不要な周囲の音や雑音を聞かずに済み、耳への負担が軽減します。また、電池寿命を延ばすことができます。検知する音声の大きさ調節は、前面の音声検知調節つまみで行えます。

・アナログ回路採用
 そもそも自然界は、アナログの世界です。アナログは連続した値なので、多くの情報を短時間で伝えることができます。デジタル回路にありがちな音の遅れもありません。シンプルな回路を採用し、コスト削減及び故障率を減らすことを目指しています。

・オープンエアータイプのヘッドホン
 介護する方が取り付けやすくまた、直接の声と増幅された声の両方が聞ける、耳を完全に塞がないオープンタイプのヘッドホンを採用しています。

※ご注意: この商品は、会話をする目的で開発された物ですので、テレビの視聴などには向いておりません。

大きさ:105 x 80 x 50(mm)突起含まず
重さ :210g 電池含まず
電源 :単3電池2本

販売終了品 

集音器 MHA-2

★サトリテック2番目の製品です。高音質とASMR的なステレオ感にこだわりました。
 
★本製品は、1対1~複数人との会話および、簡易なテレビ等視聴用として向いています。

外観:
1.大きな部品
 本体、つまみが大きく作られているため、お年寄りや障害を持った方にも、見やすく操作がしやすくなっています。
 つまみを回すだけの操作ですので、手のひらなどでの操作も可能です。

2.コンパクトな設計
 MJA-1に比べて小さく軽いため、持ち運びに便利です。また、後面にストラップ用の穴があります。
 つまみを回すだけでスイッチONから音量調節まで出来ます。

電子回路:
1.アナログ回路使用
 そもそも自然界は、アナログの世界です。
アナログは連続した値なので、多くの情報を短時間で伝えることができます。デジタル回路にありがちな音の遅れもありません。シンプルな回路を採用し、コスト削減及び故障率を減らすことを目指しています。

2.2つのマイク使用(ステレオ)
 本体に取り付けた2つのマイクを使用することにより、両耳で聞くような自然な聴感を提供します。(はなし相手の位置、方向、間隔等、両耳で聞いている時と同様の情報を提供することにより、言葉の認知度が高くなる可能性があります。)   
 マイクとヘッドホンの距離をとることにより、ハウリングがおこりにくく、衣服やケーブルの擦れる音のような雑音もほとんどありません。

3.高性能マイクと低雑音回路の組み合わせ
 感度が良く雑音が少ない高性能マイクと、低雑音のマイクアンプの組み合わせにより、明瞭度が高く、疲れにくい音質になっています。

4.衝撃音から耳を保護し、言葉を聞きとりやすくするALC
 物を落とした時の様な衝撃的な大きな音が検知された場合、音量を下げる機能ALC(Auto level control)により、過激な音から耳を保護します。また、小さな音は大きく、大きな音は小さくする、音量を平均化する機能により、言葉が聞きやすくなっています。

5.音に広がりと立体化を持たせ音声を明瞭化
 2つのマイクによるステレオ入力音を、さらに広げ立体化する機能が搭載されています。この機能により、音に広がりと奥行きが出て、会話などがはっきりと聞きやすくなっています。

6.高音を強調することにより、加齢による難聴に対応
 ステレオ立体化効果の上に高音を強調することで、加齢による難聴に特徴的な高温が聞き取れないという症状に対応しています。

7.乾電池式
 充電バッテリーのように、頻繁に充電する手間が無く、充電中に使えないという事もありません。破裂の危険もありません。
 高齢者のかたにも馴染み深い乾電池式ですので、交換が簡単で、出先などでも入手が容易です。

※本製品は、テレビ、ステレオ等の聴取にもご利用いただけます。
 その際は、本体をなるべく聞きたいものの近くに置き、マイクを正面を向けてご使用ください。

大きさ:60 x 75 x 30(mm) 突起含まず
重さ :約85g 電池含まず
電源 :単4電池2本

会話器 増沢式 糸電話

★本製品は、東京大学名誉教授 増沢 隆久先生ご考案の会話器を元に、サトリテックが商品化したものです。
 サトリテック3番目の製品です。

用途など:
 1対1の会話が得意です。マイク部分が伸ばせるため、話し手の襟元などに付け、話し手の声を強調して聞くことが可能です。まさに、糸電話で会話しているような聞き心地になります。
 また、マイクをテーブルに置くことで複数人との会話にも使用できます。
 

外観:
1.マイク、イヤホン(ヘッドホン)共に有線式
 無線式は、特にご高齢の方には設定、操作が難しく使いこなすのが容易ではありません。また、使用するまでの時間もかかります。
有線式とすることで、誰でも直観的に直ぐに使用する事が可能です。
  
 マイクのコードを伸ばし話し手の胸元につけることで、音声が明瞭に聞き手に伝わります。また、マイクをテーブルの中央において複数の人の声を聴いたり、テレビに近づけて音声を聴きやすくする事も出来ます。

 マイクとイヤホン(ヘッドホン)の距離をとることにより、ハウリング(ピーという音)が発生しにくくなっています。

2.糸巻形状のコード収納方式
 有線式の場合、マイク、イヤホン(ヘッドホン)のコードが絡んでしまいがちですが、本製品は、糸巻形状の収納場所を製品の両端に設ける事により、どなたでも簡単にコードをきれいに収納する事が可能です。

電子回路:
1.アナログ回路使用
 そもそも自然界は、アナログの世界です。
 アナログは連続した値なので、多くの情報を短時間で伝えることができます。デジタル回路にありがちな音の遅れもありません。シンプルな回路を採用し、コスト削減及び故障率を減らすことを目指しています。

2.疑似ステレオ効果搭載
 マイクは1つですが、疑似ステレオ効果により左右の音に広がりを持たせてありますので、会話がより聞き取りやすくなっています。

3.乾電池式
 充電バッテリー式のように充電の手間が無く、充電中に使用できないという事がありません。破裂の恐れもありません。高齢者の方にも馴染み深い乾電池を使用する事で、交換が容易で、お出かけ先などでの入手も容易です。

※本製品は、主に会話の補助用として設計されていますが、マイクをテレビのスピーカーに近づける事で、テレビ音声の聴取も比較的容易になります。
 
大きさ:110 x 60 x 30(mm)  突起含まず
重さ :約54g 電池含まず
電源 :単4電池2本